映画「万引き家族」
2018-06-11
映画「万引き家族」を見ました
擬似家族がほんとうの家族のように
ひとつ屋根の下で暮らす
車の中から連れてこられた少年
虐待を受けていると思われる幼児
を連れて来て妹にする
老母の年金が主な収入源で
日用品は万引きで調達をしている
はらはらどきどきの家族だが
なぜか本当の家族の雰囲気も時に見せる
少年は万引きということに罪悪感を
覚えるようになり妹をかばい一家は
ついにその正体が暴かれてしまう
虐待・誘拐・際どい仕事など
スクリーンで見ている分にはだれかが
救いの手を差し伸べられないのか
と思ってしまうが行政が関与していても
親の虐待から命を守れないのは
つい最近の実際の事件でもあった
この国はどうして幼い子どもたちの身を
守ってあげることが出来ないのか
映画とはいえ見ていて悔しくてしようがない
あえて言えばこの擬似家庭には絵本は登場しない
このような家庭には絵本はないのです
絵本さえあればこうならない
などというつもりはありません
せめて、せめて子どもたちと絵本を楽しむ
大人や親であってほしいと願うからです
そのことでほんの少しだけでも悲惨な事件
とならない事を祈るのみです
是枝裕和監督作品では2004年公開
の「誰も知らない」に続く社会問題
をテーマにした作品となっています
誰も知らない、もショッキングな作品でしたが
万引き家族も何とも切ない作品です
でも多くの人に知ってもらい作品の世界が
全てが作り物ではない事を知ることも必要です
追記
FB友達さんからコメントで教えていただきました
絵本 「スイミー」がある場所で使われていた
そうです(使われ方はナイショ)思うにあそこだなと・・・
映画を見る前にこの絵本を読んでおくのも
よろしいかと思われます
教えてくださってありがとうございます
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