絵本講師

読書格差?ってなあに

2017-04-16

今朝の新聞に思わず目が行った

『読書格差』

ついにあの所得格差が読書の世界にまで認知されたのです

読書格差がなかったわけではなく

文部科学省が発表したとのことです

興味深いのは

年収平均920万の世帯では83%

年収平均350万の世帯では64%

程度の世帯で読み聞かせをしているとのこと

この数値では、週何回か・月何回か・年間ではどうか

という所が明記されていません

自分は日常的に絵本を読む子育て世帯は

とても少ない、「10%から20%程度しかいない」

と言っています、これは現場で直接主に母親の皆さんから

聞いた数値です

今回の記事で特に興味深かったのは

解決策として

「効果的な読み聞かせ方法を検討する」

との言い方があります

効果的な読み聞かせ方法?・・・

では今までの読み聞かせ方法は、つまり

読み聞かせボランティアさんや子育ての父母の皆さんに

伝え続けていて、「これがおすすめ読み聞かせ方法」

というのが長きにわたり読み聞かせ講座として

図書館や公民館その他で行われていました

それらの教えは「効果的読み聞かせ方法」

ではなかったのでしょうか

つまり誰でもが絵本を読みたくなる

読み聞かせ方法ではなかったのでしょうか

どこがどう違うのかぜひ文部科学省には

期待したいところです

ちなみに今回の表現で

「読み聞かせ」というのは絵本を読むこと

だと言い換えて良いと思います

今回の発表の中では「絵本」の文言がないのですが

世の中では「読み聞かせ」と言えば

絵本を読むことと一般には理解されています

念のため

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コメント3件

 mm | 2017.04.16 11:58

読み聞かせは一般に絵本…なのですかね。
文科省もそう考えているのでしょうか…。
小説が入らないのは、対象が小さなお子さんをイメージしているからなのでしょうか。
中学1年の頃。担任の先生が授業の前、獅子文六の「広い天」を読んでくれたのを思い出します。
朗読、音読などもあるのでしょうが、今思い返すと、あれも読み聞かせではないのかなと思っています。
ともあれ、読書の機会を広げられるといいですね。

 福島はるお | 2017.04.17 21:50

mm さん
コメントありがとうございます
確かに「読み聞かせ」は他の分野でも言いますね
なぜ文科省がここの所をはっきりと示してくれない
のかと思うところです
報道の
「ボランティア」「読み聞かせ」との表現で
それは絵本の読み聞かせと推察した次第です
もちろん絵本以外もあって良いですよね
自分の立ち位置は
就学前の子育て世帯で日常的に親が子どもに絵本を
読んであげてほしい、と思っているので
絵本の効果的な読み聞かせとの表現に興味を
感じた次第です

 福島はるお | 2017.04.17 21:54

いちみさん
コメントありがとうございます
そうなんですよね、すべての子ども達が読書機会に
恵まれることを願います
学校もそして家庭でも読書が身近になると良いなと
思うところです

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