オレンジ・ランプ 五人に一人が認知症になる
2023-07-04
あと二年後には高齢者の五人に一人が認知症になるとのデータが劇中にも紹介されていました
本作は若年性認知症とのことで本人家族ともまさかの人生を過ごすことになるわけです
日常にもうっかりや、忘れてしまう事、昨日は何をしたのかなど認知症でなくてもありえます
それが毎日いつものこととして時には自分は今何をしようとしていたのか、ここはどこなのか分からなくなってしまう恐怖は体験して見ないと想像もつきません
作品の中で帰宅途中自分の居場所がわからくなり、周りの人に認知症と書いたカードを示して自分が乗るバス停まで連れて行ってもらいます、そこにいた人に降りるバス停着いたら教えてもらいます。
本人もいたく感激して、世の中捨てたもんじゃないことに気づきます、ただこのようなことになるまでは多大な苦労があったと思われます
劇中でもありますが、認知症になったらどのタイミングで家族や職場、知人に話すのかが大事なポイントと思われます、この勤務先のように理解と企業体質の強さがあれば良いのですが、小規模企業や商店などでは果たして雇用が継続されるのかは疑問に思うところです
最も大事なところは世の中一般が認知症についてどれくらい知識があるかという事と思います、ほとんどが自身や家族がそうなった時に初めて知る事ではないでしょうか、正しく知り自分の周りにも認知症の人達がいるという事を意識しなければこれからの社会は成り立たないかもしれません
自分も「アルツハイマーと認知症」の違いがわかりませんでした
劇中に出て来た手首につけるオレンジのリング、「認知症講座受講証明グッズ」とのことです。現在は有料との事ですが、認知症を広く知ってもらうには良い手段だと思います
見て良かった映画でした
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