絵本講座

高校生に絵本はどうなのか?

2019-10-08

絵本は子どものものだけではない
と繰り返して話しています
しかし実際は世の中は
「絵本って子どもに読むものだよね」
と思われています
それはなぜでしょうか?
たぶん
絵本は大人には読んであげないし
大人も自分では読まない
小学生になれば文字が読めるから自分でも読める
などなどが、至極当然のように言われ続けていて
まして誰も
中学生や高校生に絵本を読んであげよう
などとは言ってこなかっただけではないのでしょうか
だから声を高くして言ってます
中学生にも高校生にも絵本を読んであげましょう
数年前から保育士をめざす専門学校で絵本授業
を行なっています
ほとんどが高卒の学生さん20歳の皆さんです
みんな楽しく、授業で絵本を読んで、読んでもらってます
そしてこのたび初めて高校三年生のクラスでの
絵本授業をする機会に恵まれました
面白いコメントは
良い意味で想像と違った
絵本なのにおもしろかった
思った以上に面白かった

特に深い意味ではないのかもしれませんが
「絵本なのに」とのフレーズです
自分も15年前まではそう思っていました
絵本なんかこどものものでつまらない
絵本なんか教育熱心な親が読むものだ
などと思って近づかなかった身です
知らなかつたのです、絵本の本質を
自分と同じように絵本の楽しさを
知らない人がいるのでは
そう思って今があります
たぶん、中学生・高校生は絵本とは一番
縁遠い位置にいるかもしれません
彼らも近い将来は親になるかもしれません
その時にはわずか一コマの授業で知ったであろう
絵本を読める人になっていてほしいと願うのです

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