せかいのおきく
2023-05-01
平日の昼間、マニアックな内容の映画だと思っていたら、場内は結構な込み具合
GW期間で休みの人が多い
今日は一日で映画の日で大人料金
今日の新潟日報で紹介記事が出ていた、自分もそれを見て来ました
場内を見渡せば映画の日の特典を使わなくても良いと思われる年齢層がほとんどでした、映画の内容からすれば頷けますね
近年珍しいモノクロ映画、ほんの一部にカラーになる場面がありましたが、あれは何でしょう
モノクロにする理由がはっきりとあります、たぶんですが、カラーになったら見ることができません
放送コードに引っかかるのでしょうか
身分の違いがわりと平和に描かれています、元侍の娘の「おきく」は長屋住まいでもその佇まいは凛としています、そのおきくの小さな恋心は読み書きができない相手に伝える事が出来ない、おきくも突然の事件で自らの声を失い、話すことが出来なくなった
声を失った娘と読み書きができない男の意思疎通の場面は何ともじれったくなるが、良いシーンだ
声を失った娘は相手に大きく頷くことと大きく横に首を振る事しかできない、が美しい
そういえば言葉を操るようになった子どもは、いつの日か首を大きく振ることがなくなるなーなどと関係のないことを思い浮かべた、大人もしかりその時は言葉も交えているような気がする
首を大きく横に振りながら「いやそれは違うな」などとジャスチャーより言葉が重きとなる
登場するものの割にはのんびりと見れた、いや人間の生きざまには欠かせないのだから、何よりも大事な事なんだろう
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