なんで今まで読まなかったのかなー
2012-09-08
戦火のなかの子どもたち 作・絵:岩崎 ちひろ出版社:岩崎書店 |
新潟市 市民映画館 シネウインド にて現在上映中の いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜 を見て来た
絵本の読み聞かせを始めて500回近くになるが「いわさきちひろ」の絵本はなぜか読んでこなかった、今日映画を見たらその訳が分かったような気がした
あの輪郭のないぼやけた絵は「絵」というものをを見慣れていない自分には良く理解できず何だか「この絵は何を言いたいのか分かるか?」と問いかけられているような気がしていたからかもしれない
映画で語られていた中で初めて知った事があった
絵の著作権を主張して自分の書いた原画を出版社から返却させたのはちひろの活動から
それまで物語絵本が中心だったが語り絵本(特にストーリーになっていない)を初めて書いた
かわいいこどもの絵を描いている作家だと思っていたが病に倒れた最後の絵本はベトナム戦争への反戦への思いを込めた絵本だった
ベトナム戦争を語るときには「あぁあの頃は自分はあんな事をしていたなー」と同じ時代を生きていた者として少しは共有できるのだろうが、その時代には生を受けていなかった人達にそれを語るには例えばこのちひろの絵本
「戦火のなかの子どもたち」を紹介することによって戦争によって被害を受ける子どもたちの無念さを分かってもらえるのかもしれない
今までこの手の絵本を避けて来たのだがそろそろこのエリアにも入らなければいけないかなと思った次第です、
映画館で売っていた上記の絵本を買ってきました、ちひろの絵本は初めて買います
「パパママバイバイ」と「戦火のなかの子どもたち」二冊が自分に近づいて来たのは偶然なのかな〜
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