絵本講座

家庭で絵本を読む世帯数は

2017-01-06

新潟市立図書館がブックスタートについてのアンケート
結果を図書館HPで公表しています
平成27年度のアンケートです
画像はpdfになっているものの一部を引用しました
興味深いデータがありました
1329人からアンケート回答があり
家庭でわが子に毎日絵本を読む世帯が
     36.7%
週に数回よんでいる世帯が
     41.0%
合計すると
     77%
の世帯で親が日常的に絵本を子どもに読んでいるとなっています
7割以上の家庭で絵本が読まれているとなっている分けですが
自分の絵本講座では「福島データ」として保育園や
支援センターでの絵本講座で保護者さんから聞いた
数値として10〜20%くらいではないかと話しています
個人的データなのですが、少なくても5割以上の家庭で
親子が日常的に絵本を楽しむことをしていない
と、話しています
だから保護者の皆さんぜひお家で親子で絵本を楽しんで
くださいね、とお願いしています
自分の感覚では世の中の子育て世帯の7割以上が
日常的にわが子に絵本を読んでいるとはにわかに
信じられない気持ちがあります
もちろんこの事は喜ばしいことと思います
では自分が接している子育て中の保護者さんは残りの
絵本を読まない人達20%ばかりと会っているのでしょうか
そう考えると不思議です
新潟市だけの数値かなとネットを探すと他にもありました
北海道・恵庭市図書館のデータでも80%との数値があります
群馬県・伊勢崎町では95%が日常的に読んでいるとなって
います
新潟市では一歳検診の時に絵本をプレゼントした親御さんに
三歳検診の時にアンケートを取ったとのことです
たまたまその時に絵本好きな人達が集まった?
一歳・四〜六歳では違った数値がでた?
では他の県ではどうなのか?
謎は深まります、アンケートの取り方なのか
はたまた世の中こうなっているのか
司書さんに聞いて見ました
「70%の世帯が絵本を読んでいるならば、もう
ブックスタート事業で絵本プレゼントは不要では」
(もちろんブックスタートに反対している意味ではありません)
答えは「もっと多くの保護者に読んで欲しいから」
とのことでした
自分が危惧するのは、公立図書館が7割以上の世帯で
毎日・週に数回読み聞かせをしているとの結果を示すと
例えば絵本に携わる人達が未だ読んでいない親御さんに
親子で絵本を楽しむことを説くことがそれほど重要な
こととの認識がなくなるのではと思うのです
就学前の子育て世帯で、親子が日常的に絵本を楽しむ
のは、もっともっと少ないかなと思っているからです

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