絵本講師

絵本が好きなわけではない?

2023-05-27

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先日のイベント終了後の質問タイムで

「好きな絵本を教えて」との質問が出ました

イベントが終わった直後の高揚感? みたいな気分もあり

絵本は特に好きではありません」

と答えてしまいました、さらに

「子どもも特に好きではないです」

などと答えたものでした

 

このふたつのセリフは日常的に聞かれたときにネタにしています

この質問に答えた後は説明をしています

 

自分の中の「絵本が好き」とは

 

絵本愛にあふれている(多くの絵本を持っている)

絵本について知識がある(絵本作家や書名に詳しい)

絵本について語らせると長い話が出来る(絵本の中身に詳しい)

 

などが主な「絵本が好き」の意味としています

 

自分はこれらのすべてに当てはまらないのです

よって「絵本は好きではない」となります

 

ではなぜ絵本楽語家や絵本講師と名乗る仕事をしているのか

 

わが子にも読んであげたことがなかった絵本ですが

それが「おならうた」に出会い

絵本はつまらないと思っていたそれまでの「絵本観」

がひっくり返ってしまいました

 

楽しいのです、おもしろいのです、自分で読んでも面白い

なーんだ絵本ってこういうものもあるんだと気がついたのです

 

それからは余計なお世話なのに

自分が絵本は「つまらないもの」と思っていたのだから

他の人もそう思っているかもしれない・・・

 

などと考え、まずは子どもたちにその思いを伝えたい

と思い保育園で読み聞かせの機会に恵まれて今日に至ります

 

それがなぜ15年以上にわたり続いているのか

読み聞かせのオファーをもらい仕事としているのか

 

最大の理由は

 

絵本を読む事で人とのコミニケーションに役立つようになったことです

絵本を読む事で子どもたちと知り合い

絵本を通じてそれまでは出会いようがなかった多くの皆さんと知り合いました

絵本を読む事で人生が変わりました

 

すでに子育て終わった世代なのに「現役子育て世代」

の皆さんと絵本で関わるようになり「子育て」に興味持つようになりました

自分の子どものおしめも替えたことがない、などとネタにしているのにです

 

絵本講座で話すことはずーと主旨は変わっていません

絵本は楽しい、楽しんで良い、大人も楽しめる

講座を受講した人たちからは

 

今まで自分の子どもに絵本読まなかったが今日から読みたい

今まで頑張って読んでいたが気楽に読めるようになった

今までの絵本のイメージが変わり好きになった

読み方にこだわらなくても良いと分かった

ためになる、ではなく自分の(親)が面白いと思うものを読もうと思った

 

などとの感想が多くあります、うれしいことです

 

絵本愛がなくても「絵本の大切さ」を伝える事が出来ます

「絵本なんてつまらない」

そう思っている人達がいる限り、そのお役に立ちたいと思います

 

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