4月馬鹿コンサート
2011-04-03
時節がらいかがなものかと思うタイトルですみません
知人が数年前から毎年開いているコンサートです、でも集まってくるのは関係者の知り合いや会場の近所にお住まいの人達です、何のことはないみんなで集まって自分の歌を披露してその後は大宴会にしていく・・・なようなものかな
今年は入場料は投げ銭方式で集まったお金は今回の震災の義援金にするということです
会場はある人のアトリエです、画像に写っている絵は全てどこぞで特選やらをもらった絵だそうです、絵心は全くない自分にも「すごい絵」くらいにはわかります、普段は画廊にもしているおうちです、住まいは別にあるのですがこちらにアトリエを建てたと言ううらやましい人です
ついでにその立地を紹介すると、この大災害の話を新潟でする時に出てくるのが「巻原発が出来なくて良かった」です、今行われている市・県議選の候補者も盛んにその事を訴えているくらいです
新潟県巻町角田浜で東北電力が原発を作る予定だったところが今回のアトリエのある地域です静かな村で夜ともなると一人では歩きたくないほど真っ暗な地域です、それほど自然にあふれているところです
今回のコンサートの中にその巻原発に反対して、自分の記憶では日本初だったと思いますが「住民投票」を実現してさらに町長選挙で原発反対の立場の候補を当選させ、東北電力に原発をあきらめさせた人や支援した人もいます、当時今回の大災害をだれも想像しなかったと思いますがここでもそんな災害が起こる可能性があったと思うと住民の意思を明確に表す重要性をあらためて感じます
タイトルがコンサートなので絵本はお呼びでなかったのですがせっかく参加するので頼みこみ最後に絵本を読ませてもらいました、それまでヤンヤの喝采の歌が続いていたのですがラストになり絵本登場となったのですが、こちらに集まったみなさんはさすがです、読み始めたとたん、すーと絵本の世界に入ってくれました
大人が集まると言う事で用意をした絵本です、「ひゅるりかぜがふくおかで」「にんげんごみばこ」と子供達には紹介したことのない絵本を読みます、特に「にんげんごみばこ」は強烈なメッセージを持った絵本です、みなさんはどう感じたのでしょうか
最後には別の絵本も用意をしておいたのですが、やはり最後は楽しく終わりたいと思い、子供達にも好評な「おかあさんのパンツ」でしめました、大人もやっぱり楽しめる「絵本の世界」でした