講座終了後は・・・
読み聞かせ講座を開催している2つの会場で約40名位が学んでいます、1つはおやじもすでに終了しました。
数年前からこの講座は開かれているらしいのですが年40人が全てどこかで読み聞かせを実施しているとものすごい事になりますよね、1人が毎週1回どこかの小学校にいけば40校が同時に読み聞かせをする事になります。
はたして受講生のその後はどうなっているのか興味あるところです、実は自分も講座終了後はどうするか・・・やはり学んだものは実践したいのが人の常、そろそろその事を考えないといかんなーと思った次第です。
そういうことかー?
今日は七夕です、そんな事は関係なく読み聞かせ講座でした。
読み聞かせ実習もそれぞれ二冊目の絵本を読む実習に入りました。
「はじめてのおつかい」「フレデリック」「こんとあき」「ちいさいおうち」の四冊四人が読んでくれました、1人が終わると講師の講評と他の受講生からの感想などを言ってもらいこれを繰り返します。
今日の講師の講評は何と選書についてはほとんどふれる事はありませんでした、手差しの事とか本の持ち方の基本、ベージ送りのしかたなど技術的な事を中心に話していました、ただ減点方式のコメントは同じです。
どうやら最初の二コマは絵本についての座学、最初の読み聞かせ実習はなぜその本を選んだのか?と言うその人の選書の仕方についてコメントする
そして二冊目の実習からはその人の技術的なことを中心に教えてくれました、今日は四人しか進まず結果一人30分もかかったわけです。
今日のカリキュラムを見てようやく講師の教え方が見えてきました、最初はそれぞれ自由に選書してもらい、その絵本がどういう位置に有るのかを
「読み聞かせに適す、適さない」と言う言い方で教えてそれをふまえ2冊目を読んでもらい個々の技術的な事を教えていく・・・てなことのように思いました。
今日の四冊がたまたま適した絵本だったのかは知りませんが「ちいさいおうち」などは自分には良く分からずこれが子ども達にどういう風に理解されるのかわからず、むしろ不適格のように感じましたが今日は全くそのような話はありませんでした。
こういうカリキュラムだとしたら、「あんたなかなかやるねー」と手の平返しで感心してしまいます、なにしろ前回まではこれでもかと言うぐらいに「主観的」な絵本の評価をしていたのですから。
で自分が二冊目に選んだのは「ろくべえまってろよ」にしました、次回、もしくはその次の回かも知れません、練習しないとなー・・・
選書基準がない?
本日図書館に「むしたちのうんどうかい」を借りに行ってきましたので例の「よいえほん」シールについて聞いてきました、窓口の女性の司書と思われる方が答えてくれました、驚きの事実が分かりました。
こちらの市には9カ所の図書館があります、さらに今年広域合併によりもっと増えました、おやじが通っている講座も昨年までは隣の市でしたが合併により同じ自治体になったわけです。
少なくても今までの9カ所の図書館は同じルール(選書・本に対する考え方)
のようなものがあるものと思っていました、今回の「よいえほん」シールもこの統一基準にのっとり各図書館も実施しているものと考えましたが全く違いました。
なんと同じ自治体の図書館でも選書その他の基準は統一されていないという事でした、どのような本を入れるかはそれぞれの支所が独自に選んでいるそうです、むろん常識的なラインはあるでしょうが、今回のシールもたまたま1つの図書館が独自でやったことで近所の図書館は推奨絵本一覧のパンフは作っていますが「良い絵本」の表記はどこにもありません、ちなみに「はじめての絵本」「子育てのヒントがある」などのタイトルがついていました。
インターネットの普及で各支所蔵書検索・予約ができるようになって当然同じ自治体の図書館はあるルールで運営されていると勝手に思っていましたが以外な事実を知る事ができました。
これでは読み聞かせ講座を主催している図書館が独自に「読み聞かせ不適格」を決めた本はそこでは読めない事になるのではと思います、試しにくだんの「おまえうまそうだな」はおやじの近所の支所にはありましたがやはり講座主催支所にはありませんでした、講師の司書が選書をした結果おかなかったのでしょうか? しかし広域合併によりこの地区の市民も他の支所の図書館蔵書が検索予約ができるようになったのでこの「ある種の意思」は用をなさなくなると思うのですが・・・
絵本の不思議が思わぬ方向の図書館の不思議になってきました。
良い絵本
「ろくべえ まってろよ」を図書館で借りてきました、裏表紙をみたらそこには「厚生省中央児童福祉審議会推薦図書」「全国学校図書館協議会選定図書」「日本図書館協会選定図書」「よい絵本選定図書」などなどの表記がありました。
そしてなんと図書館の管理ラベルの端にその図書館が貼ったと思われる小さなシールで「よいえほん」の手書き文字がありました、おー初めての発見です、地域図書館自体が「よいえほん」の認定をしているのでしょうか、それとも単に「よい絵本選定図書」の絵本をわかりやすいようにシールを貼ってくれているのでしょうか、これは次回図書館に行った時に聞いてこようと思います。
とすると自分のような読み聞かせ初心者は今後の現場ではとりあえずこのシールを貼ってある絵本を探してきて使う、そうすれば選書はまずは無難で「あぁこの人は良い本を選んでくれたなー」てなことになるのでしょうかねー
何か釈然としないところがありますが、この世界の入り口はそんなものでもOKでそのうち自分の絵本の世界観ができてきたら好きな絵本を選んでいけばよいのでしょうか、おやじは今日も悩むのです。
推薦書
講座主催図書館の推薦書一覧を少し紹介します
〇歳から二歳向け 「がたんごとん がたんごとん」「どうすればいいのかな」「やさいのおなか」「みんなおっばいのんでたよ」他
物語絵本 「だいくとおにろく」「かさじぞう」「うまかたやまんば」「ぐりとぐら」「やっぱりおおかみ」「おおきなかぶ」「ふしぎなたけのこ」他
物語絵本外国「おやすみなさいフランシス」「ゆかいなかえる」「よあけ」「りんごのき」「いたずらねこ」「てぶくろ」「ものぐさトミー」「あおい目のこねこ」他 など100話ほどが紹介してあります
B会場の講師は外部からの読み聞かせをやっているわりとベテランの女性
A会場は図書館の司書の方で若い女性と、その図書館の取り組み方がかいま見れる講師陣だと思いました。
二巡目実習はかなり選書に気を使わなければ講師に納得してもらえそうもないでしょう、ここは推薦書から「灰谷健次郎・長新太絵」「ろくべえまってろよ」
にするか、はたまた自分で選んだものを読むのかこれは悩むところですね
ーでもほんとうに自分の読みたい本をさがした方がいいと思うんだけどなー