お家で絵本を読む(動画)
親子で絵本を楽しむ場合はどうやって読むか?
これも絵本講座で時にでる質問です
答えは
普通に読んでください
普通ってどうやるのか?
読む人の好きなように読んでください
親子が絵本を楽しむ場合は、「絵本を読む」のが目的ではなく
親子で楽しい時間を過ごすための道具として「絵本」を使う
と言う説明をしています
この3歳5か月のこの子どもはとてもおしゃべりが好きです
絵本を読んでいるとどんどん質問をしてきます
そのやりとりをしながら二人で絵本を楽しみます
この絵本を読んであげるといつも最低3回以上は読まされます
こどもはまだ文字は読めませんが
すっかりと内容を覚えてしまいました
よって、自分で話をしながらページをめくるのも
楽しい時間となっています
お家で絵本を楽しむのは、ほかのことで遊ぶ時と同じで良いのです
子どもに絵本を読んであげるのは、だれ?
家で子どもに絵本を読んであげるのは誰ですか?
と聞けばたいていの人は
父母や同居していれば祖父母が読むと答えてくれます
父母や祖父母は大人です、この「大人」と言うところが大事なのです
家でわが子に絵本を読んであげた方が良い
と言うのは皆さんが知識として持っています
でも読んであげている人は意外に少ないのです
それはなぜか?
子どもに絵本を読んであげる→
子どものものなので読んであげる大人は楽しくないし面白くない→
だって「絵本は子どものもの」だから
とのことのようです
これは絵本の本当の姿を知らないとこうなります
大人が楽しめる、自分で読んでも
(できれば誰かに読んでもらった方がより楽しい)
楽しい絵本はたくさんあるのです
それらの「大人が読んでも」楽しい絵本に巡り合っていないだけです
子どもに絵本を読んであげるのは大人(親)です
その大人が絵本を読んで楽しいと思わないと
わが子に日常的に絵本を読もう、とはなりにくいのです
ではどうしたらよいのか、と言うことを「絵本講座」で話しています
「読み聞かせ」、と言うと思い浮かぶシーンは?
日常的にわが子に絵本を読んでいない人に聞いてみます
「絵本の読み聞かせ」と言うと、どんなシーンを思い浮かべますか
多くの人の答えは
保育園などで先生が子どもたちに絵本を読んでいるシーン
図書館や公民館でボランティアの人が、
子どもたちに絵本を読むシーン
などが多いのです
これは一人の読み手に対して聞き手は複数です
そしてこのシーンの時には読み手は「読み聞かせ」をするために
いくつかの技術や手法を学んで行うことが多いのです
世の中で「絵本の読み聞かせ」はこうやって行う
と言うお決まりごとはほとんどがこの1:複数の場合なのです
家で父母と子どもたちが絵本を楽しむ場合はあまりこの事に
気を使う必要はありません、普通に・自由に楽しんで良いのです
文字のない絵本はどうやって読むの?
絵本講座で絵本を日常的に読んでいない人の質問を受けます
「読み方が難しい」との質問です
この質問を言ってくれる人は大体ご自分の中に
「お手本」がイメージされています
それは「アナウンサー」さんや長きにわたり絵本を
読んでいるボランティアさんの
読み方が頭にあると「読み方が難しい」となります
そんな時にはこんな絵本を紹介しています
「おとうさん」は絵はありますが文字は全くありません
そう「文字のない絵本」なのです
困りましたね、これは一体どうやって読むのでしょうか
答えは「親子で絵を見ながら好きなように話を作って行く」
これだと読み方も何もありません、そうすると必然的に
「親子が絵本を使ってコミュニュケーション」をとって
いることになります、普段親子が会話しているそのままに
楽しんだら良いのです
「おふろやさん」は最初に
「これから、あっちゃんは、おとうさんと おかあさんと
あかちゃんといっしょに おふろやさんにでかけます。」
これだけが文字で書いてありますが、あとは絵だけです
最初にお話がついているのであとの展開は簡単そうですよね
普通の絵本もこの調子で「親子で会話して楽しむ」ようにして
もらえば絵本を読むのに「難しい」は忘れてしまいますよ