「パパと絵本de子育て参加の会」
代表

絵本楽語家・福島はるおの
公式ブログにようこそ!
絵本講師として絵本講座・
絵本らいぶ・講演会を行っています
お家で毎日親子が絵本を楽しむ方法や、
絵本は子どもだけでなく
大人も楽しむ事ができます

絵本らいぶ・絵本講演会・絵本講座の質問
ご依頼など下記の電話又はアドレスにお願いします

絵本楽語家 福島はるお

ご依頼・お問い合わせ

映画「万引き家族」

2018-06-11

映画「万引き家族」を見ました

擬似家族がほんとうの家族のように

ひとつ屋根の下で暮らす

車の中から連れてこられた少年

虐待を受けていると思われる幼児

を連れて来て妹にする

老母の年金が主な収入源で

日用品は万引きで調達をしている

はらはらどきどきの家族だが

なぜか本当の家族の雰囲気も時に見せる

少年は万引きということに罪悪感を

覚えるようになり妹をかばい一家は

ついにその正体が暴かれてしまう

虐待・誘拐・際どい仕事など

スクリーンで見ている分にはだれかが

救いの手を差し伸べられないのか

と思ってしまうが行政が関与していても

親の虐待から命を守れないのは

つい最近の実際の事件でもあった

この国はどうして幼い子どもたちの身を

守ってあげることが出来ないのか

映画とはいえ見ていて悔しくてしようがない

あえて言えばこの擬似家庭には絵本は登場しない

このような家庭には絵本はないのです

絵本さえあればこうならない

などというつもりはありません

せめて、せめて子どもたちと絵本を楽しむ

大人や親であってほしいと願うからです

そのことでほんの少しだけでも悲惨な事件

とならない事を祈るのみです

是枝裕和監督作品では2004年公開

の「誰も知らない」に続く社会問題

をテーマにした作品となっています

誰も知らない、もショッキングな作品でしたが

万引き家族も何とも切ない作品です

でも多くの人に知ってもらい作品の世界が

全てが作り物ではない事を知ることも必要です

追記

FB友達さんからコメントで教えていただきました

絵本 「スイミー」がある場所で使われていた

そうです(使われ方はナイショ)思うにあそこだなと・・・

映画を見る前にこの絵本を読んでおくのも

よろしいかと思われます

教えてくださってありがとうございます

 

 

 


大人でも絵本は楽しめるの?

2018-05-17
 
 
 
絵本講座などでいつも話している事
 
子どもに絵本を読むのは親
 
親とは大人です
 
ゆえに大人が絵本を楽しいと思えないと
 
わが子に絵本は読みません
 
と、話しています
 
 
大人が絵本を楽しいと思うのか?
 
すでに絵本の好きな皆さんには
 
今更何をかいわんや
 
と思われると思います
 
ところが一般的には、普通は
 
大人は絵本を読みません
 
楽しみません
 
子ども時代に親に読んでもらっていても
 
成長して行くと読んでもらえなくなるのが
 
一般社会ではと思われます
 
 
絵本は子どものもの
 
と思われているのが大方の気持ちです
 
ところが
 
絵本好きな大人の人たちには
 
「絵本はこどものもの」
などと思っている人達がいる事さえ
 
信じられないと思うかもしれません
 
先日あるグループで20歳の皆さんの
 
中に、子育て中で絵本も親子で日常的に
 
楽しんでいるお母さんがいて
 
20歳の皆さんの多くは
 
大人は絵本を楽しいと思わない
 
との意見に驚いていました
 
そんな風に思う人もいるんだ・・・と
 
 
どちらがどうかと言うことではありません
 
絵本は大人でもちゃーんと楽しめますよ
 
やはりこの事は伝え続けたいと思った次第です
 
 
画像はこの時期毎年届くお花です
 
ありがとうございます
 
 


たいせつなこと

2018-05-04
たいせつなこと (ほんやく絵本)
 
 
 
絵本をプレゼントしていただきました
 
絵本を読んでいますが、ブレゼントして
 
もらうのはめったにないのでとても
 
うれしいですね〜
 
「絵本をあの人にあげるけど
 
どんな絵本にしようかな?」
 
との選ぶ人の思いももらうことに
 
なるので、そのことを考えながら
 
読むのもまた楽しいですね
 
 
あめは・・・
 
くさは・・・

ゆきは・・・

りんごは・・

とそれが見えるままを教えてくれますが

 
でも
 
あめにとってたいせつなのは
 
と見えかたではなくその本質を
 
説いています

たいせつなこと・・・

 
たいせつなこと・・・
 
自分にとって今たいせつなことは?
 
考えてみました
 
見えることを一生懸命していますが
 
見えないことも実は一番たいせつ
 
なことかもしれないと気づきました
 
おなたの
 
「たいせつなこと」は?
 
 
 
 
 
 


こどもの貧困

2018-04-28
 
 

「こどもの貧困にどう気づきどう支援するか」

自分の命を預けている診療所のご縁で
講演会を聞かせていただきました

その昔自分も参加していたサークル
に新潟大学の医学生だった小児科医
さん、今は長野県で小児科医となって
こどもの貧困問題にも取り組んでいる
とのことで新潟市講演会を
聞かせてもらいました

当時と変わらない人懐こい笑顔と
だれでもわかるような話し方で
こどもの貧困問題について話して
くれました

タイトルどおり
こどもの貧困については気づかない
人も多い、と言うか小学生の
6人に一人が相対的貧困世帯
で育っているなどとは世間一般的には
あまり思っていないかったようです

もちろん自分も知りませんでした
小児科医としてこの事に積極的に
取組その現状を各地で講演も
しているとのこと

問題解決は個人では難しいが
まずすべての人が現実問題として
気づいていくこと、そして自分なら
何ができるのかを考えていくことが
大事なことと気づかせてもらいました

小児科医が見つけたエホン・えほん・絵本
と言う書籍も出しており絵本にも造詣が深く
子どもたちを見つめる優しい目に
久しぶりに会い
良い講演会となりました


自分が進む道は

2018-04-12
NHKのドキメンタリー番組で
 
「失跡 若者行方不明3万人」
 
という番組があった
 
実親との対立で自ら
 
家を出てしまう若者が
 
多いとのこと
 
その理由が進路や勉強を
 
親からの過干渉なども
 
原因のひとつとされている
 
 
親の価値観を我が子に
 
押し付ける親だと
 
子どもは自分の人生
 
を自ら選ぶことが
 
難しくなる
 
 
こどもの価値観は
 
どうやったら広く
 
することができるか
 
そのひとつが
 
幼少のころからたくさんの
 
大人に接することが
 
大事ではとおもう
 
さらにその大人たちが
 
自分の価値観をきちっと
 
持った人たちであれば
 
なお良い
 
 
自分のことだが
 
20年前にある市民団体
 
に入った時に
 
そこにはそれまで自分の価値観
 
で計れない人たちが多くいた
 
正職を持たない(自分の意思で)
 
結婚しない
 
好きな道を行く
 
 
そんな人たちの集団だった
 
その人たちの考え方にふれて
 
自分もかなり価値観が
 
変わった気がする
 
 
いろんなことをしている人に
 
接することは自身の考え方を
 
変えることがあるものです
 
何とか子どもたちにも
 
そんな経験を早くから
 
させてあげることが
 
できたら良いなと思う
 
地域の保育園・小学校
 
に通ってせっせと絵本を
 
読むことも子どもたちにとって

他人の大人に接することになるのではと

考えると意義深いことだと
 
思うのでした