「パパと絵本de子育て参加の会」
代表

絵本楽語家・福島はるおの
公式ブログにようこそ!
絵本講師として絵本講座・
絵本らいぶ・講演会を行っています
お家で毎日親子が絵本を楽しむ方法や、
絵本は子どもだけでなく
大人も楽しむ事ができます

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絵本楽語家 福島はるお

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絵本は絵を読むもの

2018-06-22
とあるラウンジで生後4が月ほどと

思われる赤ちゃんを抱っこして

絵本を読んでいるお母さんがいました

絵本にはその施設の名前が書いて

あるので自分が持ってきた絵本

ではないのでしょう

すぐ隣にいたもので聞くとはなしに

絵本を読む声が耳に入って来ました

そして何か違和感を感じました

お母さんは普通に絵本を読んでいたのです

その絵本は赤ちゃん向けと思われる

でも普通に読んでいる

「普通に読む」とは?

例えて言えば多少誇張になるが

新聞を読んであげているようなもの

平坦で抑揚のない読み方

「読み聞かせ」の方法について

学んだことのある人ならば

一度は聞いたことのある読み方です

でも「平坦で抑揚のない読み方は」

読み聞かせ会などでの

読み手1:聞き手多数 

の時に使う読み方なんです

このお母さんは家ではどんな風に

あかちゃんに読んでいるんでしょうか

自分の家にある絵本ならきっと

こんな風には読まなかったかもしれません

一例として

画像の絵本「いないいないばあ」

この絵本を手にして赤ちゃんに読めば

自然と「いないいないばあ」をしながら

読んであげることになると思います

そう、それは「平坦で抑揚のない」読み方

にはならないのです

最近はこの「いないないなばあ」をしない

お母さんもいると聞いた事がありますが

知っていればこの絵本は赤ちゃんと

やりとりをしながら読めるのです

文字を読むのではなく

「絵」を読んでいるのです

わが子を抱っこして絵本を読む時は

「語りかけ読み聞かせ方」

で読んで欲しいものです

絵本を使って親子が遊ぶ

そんなイメージです

絵本は文字を読むものではなく

絵を読むものです

特に赤ちゃんに読む場合は

知っていてほしいですね

お子さんと出かける時には

お出かけセットにお気に入りの絵本を一冊

ぜひ入れておいてほしいものです


映画「万引き家族」

2018-06-11

映画「万引き家族」を見ました

擬似家族がほんとうの家族のように

ひとつ屋根の下で暮らす

車の中から連れてこられた少年

虐待を受けていると思われる幼児

を連れて来て妹にする

老母の年金が主な収入源で

日用品は万引きで調達をしている

はらはらどきどきの家族だが

なぜか本当の家族の雰囲気も時に見せる

少年は万引きということに罪悪感を

覚えるようになり妹をかばい一家は

ついにその正体が暴かれてしまう

虐待・誘拐・際どい仕事など

スクリーンで見ている分にはだれかが

救いの手を差し伸べられないのか

と思ってしまうが行政が関与していても

親の虐待から命を守れないのは

つい最近の実際の事件でもあった

この国はどうして幼い子どもたちの身を

守ってあげることが出来ないのか

映画とはいえ見ていて悔しくてしようがない

あえて言えばこの擬似家庭には絵本は登場しない

このような家庭には絵本はないのです

絵本さえあればこうならない

などというつもりはありません

せめて、せめて子どもたちと絵本を楽しむ

大人や親であってほしいと願うからです

そのことでほんの少しだけでも悲惨な事件

とならない事を祈るのみです

是枝裕和監督作品では2004年公開

の「誰も知らない」に続く社会問題

をテーマにした作品となっています

誰も知らない、もショッキングな作品でしたが

万引き家族も何とも切ない作品です

でも多くの人に知ってもらい作品の世界が

全てが作り物ではない事を知ることも必要です

追記

FB友達さんからコメントで教えていただきました

絵本 「スイミー」がある場所で使われていた

そうです(使われ方はナイショ)思うにあそこだなと・・・

映画を見る前にこの絵本を読んでおくのも

よろしいかと思われます

教えてくださってありがとうございます

 

 

 


大人でも絵本は楽しめるの?

2018-05-17
 
 
 
絵本講座などでいつも話している事
 
子どもに絵本を読むのは親
 
親とは大人です
 
ゆえに大人が絵本を楽しいと思えないと
 
わが子に絵本は読みません
 
と、話しています
 
 
大人が絵本を楽しいと思うのか?
 
すでに絵本の好きな皆さんには
 
今更何をかいわんや
 
と思われると思います
 
ところが一般的には、普通は
 
大人は絵本を読みません
 
楽しみません
 
子ども時代に親に読んでもらっていても
 
成長して行くと読んでもらえなくなるのが
 
一般社会ではと思われます
 
 
絵本は子どものもの
 
と思われているのが大方の気持ちです
 
ところが
 
絵本好きな大人の人たちには
 
「絵本はこどものもの」
などと思っている人達がいる事さえ
 
信じられないと思うかもしれません
 
先日あるグループで20歳の皆さんの
 
中に、子育て中で絵本も親子で日常的に
 
楽しんでいるお母さんがいて
 
20歳の皆さんの多くは
 
大人は絵本を楽しいと思わない
 
との意見に驚いていました
 
そんな風に思う人もいるんだ・・・と
 
 
どちらがどうかと言うことではありません
 
絵本は大人でもちゃーんと楽しめますよ
 
やはりこの事は伝え続けたいと思った次第です
 
 
画像はこの時期毎年届くお花です
 
ありがとうございます
 
 


たいせつなこと

2018-05-04
たいせつなこと (ほんやく絵本)
 
 
 
絵本をプレゼントしていただきました
 
絵本を読んでいますが、ブレゼントして
 
もらうのはめったにないのでとても
 
うれしいですね〜
 
「絵本をあの人にあげるけど
 
どんな絵本にしようかな?」
 
との選ぶ人の思いももらうことに
 
なるので、そのことを考えながら
 
読むのもまた楽しいですね
 
 
あめは・・・
 
くさは・・・

ゆきは・・・

りんごは・・

とそれが見えるままを教えてくれますが

 
でも
 
あめにとってたいせつなのは
 
と見えかたではなくその本質を
 
説いています

たいせつなこと・・・

 
たいせつなこと・・・
 
自分にとって今たいせつなことは?
 
考えてみました
 
見えることを一生懸命していますが
 
見えないことも実は一番たいせつ
 
なことかもしれないと気づきました
 
おなたの
 
「たいせつなこと」は?
 
 
 
 
 
 


こどもの貧困

2018-04-28
 
 

「こどもの貧困にどう気づきどう支援するか」

自分の命を預けている診療所のご縁で
講演会を聞かせていただきました

その昔自分も参加していたサークル
に新潟大学の医学生だった小児科医
さん、今は長野県で小児科医となって
こどもの貧困問題にも取り組んでいる
とのことで新潟市講演会を
聞かせてもらいました

当時と変わらない人懐こい笑顔と
だれでもわかるような話し方で
こどもの貧困問題について話して
くれました

タイトルどおり
こどもの貧困については気づかない
人も多い、と言うか小学生の
6人に一人が相対的貧困世帯
で育っているなどとは世間一般的には
あまり思っていないかったようです

もちろん自分も知りませんでした
小児科医としてこの事に積極的に
取組その現状を各地で講演も
しているとのこと

問題解決は個人では難しいが
まずすべての人が現実問題として
気づいていくこと、そして自分なら
何ができるのかを考えていくことが
大事なことと気づかせてもらいました

小児科医が見つけたエホン・えほん・絵本
と言う書籍も出しており絵本にも造詣が深く
子どもたちを見つめる優しい目に
久しぶりに会い
良い講演会となりました