子どもに絵本を読んであげるのは、だれ?
家で子どもに絵本を読んであげるのは誰ですか?
と聞けばたいていの人は
父母や同居していれば祖父母が読むと答えてくれます
父母や祖父母は大人です、この「大人」と言うところが大事なのです
家でわが子に絵本を読んであげた方が良い
と言うのは皆さんが知識として持っています
でも読んであげている人は意外に少ないのです
それはなぜか?
子どもに絵本を読んであげる→
子どものものなので読んであげる大人は楽しくないし面白くない→
だって「絵本は子どものもの」だから
とのことのようです
これは絵本の本当の姿を知らないとこうなります
大人が楽しめる、自分で読んでも
(できれば誰かに読んでもらった方がより楽しい)
楽しい絵本はたくさんあるのです
それらの「大人が読んでも」楽しい絵本に巡り合っていないだけです
子どもに絵本を読んであげるのは大人(親)です
その大人が絵本を読んで楽しいと思わないと
わが子に日常的に絵本を読もう、とはなりにくいのです
ではどうしたらよいのか、と言うことを「絵本講座」で話しています
「読み聞かせ」、と言うと思い浮かぶシーンは?
日常的にわが子に絵本を読んでいない人に聞いてみます
「絵本の読み聞かせ」と言うと、どんなシーンを思い浮かべますか
多くの人の答えは
保育園などで先生が子どもたちに絵本を読んでいるシーン
図書館や公民館でボランティアの人が、
子どもたちに絵本を読むシーン
などが多いのです
これは一人の読み手に対して聞き手は複数です
そしてこのシーンの時には読み手は「読み聞かせ」をするために
いくつかの技術や手法を学んで行うことが多いのです
世の中で「絵本の読み聞かせ」はこうやって行う
と言うお決まりごとはほとんどがこの1:複数の場合なのです
家で父母と子どもたちが絵本を楽しむ場合はあまりこの事に
気を使う必要はありません、普通に・自由に楽しんで良いのです
文字のない絵本はどうやって読むの?
絵本講座で絵本を日常的に読んでいない人の質問を受けます
「読み方が難しい」との質問です
この質問を言ってくれる人は大体ご自分の中に
「お手本」がイメージされています
それは「アナウンサー」さんや長きにわたり絵本を
読んでいるボランティアさんの
読み方が頭にあると「読み方が難しい」となります
そんな時にはこんな絵本を紹介しています
「おとうさん」は絵はありますが文字は全くありません
そう「文字のない絵本」なのです
困りましたね、これは一体どうやって読むのでしょうか
答えは「親子で絵を見ながら好きなように話を作って行く」
これだと読み方も何もありません、そうすると必然的に
「親子が絵本を使ってコミュニュケーション」をとって
いることになります、普段親子が会話しているそのままに
楽しんだら良いのです
「おふろやさん」は最初に
「これから、あっちゃんは、おとうさんと おかあさんと
あかちゃんといっしょに おふろやさんにでかけます。」
これだけが文字で書いてありますが、あとは絵だけです
最初にお話がついているのであとの展開は簡単そうですよね
普通の絵本もこの調子で「親子で会話して楽しむ」ようにして
もらえば絵本を読むのに「難しい」は忘れてしまいますよ
28年にいがた絵本セミナー
9月24日(土)から始まる
にいがた絵本セミナーのチラシを公開します
詳細は にいがた絵本セミナー ブログ
にて順次公開されます
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保育園さんで絵本講座
保育園様の保育士さんに絵本講座を開催いただきました
保育士さんなので「絵本」についてはいまさら学ぶ事も
ないのではと思われますが、お仕事の中であるいは
学校の専門授業ではなかなか聞けないような事を話させ
ていただきました「視点」の違いと言うことになりますか
許可を得た感想を掲載します
親子のふれあいのコミュニュケーションツールとして
絵本が身近な道具となっていけるよう保育士として役割
をになっていけたいらいいなと思いました
なによりも「ふれあい」が大切で1日の内で5分でできる
絵本の魅力を再発見できました
自分の講座では言われてみればそうなのか?
へえーなるほど
と言った話をさせていただいております
難しい話ではなくその方向に目が行ってなかっただけの話です
先日専門学校のやはり絵本も教えている先生と話したら
立ち位置が違うことにお互い気が付きました
面白いことですねー
そんな絵本講座・講演会を開催したいとの向きにはメッセ
お待ちしています