しつけと虐待

著書「虐待の淵を生き抜いて」を書いた「島田妙子」
さんの講演会『それしつけ?それとも虐待』を聞いて
来ました
講演内容は著書を凝縮したものなのでぜひ著書を読ん
で見てください
以下は講演会とは関係なく、「しつけと虐待」と言う表現
について自分の思っていることを書きます
数か月前地元紙のコラムに
「しつけと虐待の境界は」との記事がありました
しつけと虐待と言うのはどこまでが「しつけ」で
どこからが「虐待」なのかと言った記事でした
この記事にはとても違和感を覚えました
もうそろそろ世間一般で
「しつけ」と言う言葉を使うのは止めたら良いと
思うのです
特に「親子」間で使われるのは良くな
いと皆薄々感じているはずです
ところが、強者が弱者に(親がわが子に)「しつけ」との
表現をすると、重大な事態になってもなぜか
あぁー「しつけ」か〜そうか
と見過ごせないはずの状況を
「グレー」だからはっきりと指摘できない雰囲気に
なってしまいます
親子間では親が「しつけ」との表現をするときは
それは間違いなく「虐待」と表現を置き換えても良いと
思います
いや自分は適切なしつけをしていると言いた
い親は、それは例えば「教える」との表現で良いのです
教えるの表現では、言葉や身体への暴力はあってはいけ
ない事です
例えば大人が職場で部下や同僚に「しつけ」をする
などとの言い方はあり得ません
子どもに限って出てくる表現です
親が子どもに「しつけ」をする
もうこの言い方止めましょうよ
「しつけと虐待」の境界などはないのです
ブログが見やすくなりました
【お知らせ】
企業CMが出ない仕様に変更しました
いつもこのブログを見ていただいている皆さん
特にスマホで見てくれる皆さんには企業CMが表示
されて見にくい、投稿記事との区別がつかない
などご不便をかけてきました
本日より企業CMが出ないブログに変更しました
今までよりも見やすくなると思います
これからも絵本講座の「絵本講師 福島はるお」
のブログをよろしくお願いします
お母さんの顔がパッと明るくなった


保育園で親子一緒に楽しむ絵本らいぶ&親御さん向けの
絵本講座を開催いただきました
園児さんだけでも100人以上います
そして親御さんもいます
総員150名以上はいるイベントです
前半は親子で30分絵本を楽しんでもらい
後半は親御さんだけに絵本講座として
お家で親子で絵本を楽しむ大切さをお話ししました
イベント終了後お母さんがやってきて質問いいですか
と聞いてきました
兄弟がいるんですが、大きな子と小さな子に同時に
絵本を読んであげる場合はどうしたら良いのでしょう
とのことです
これは結構絵本講座でいただく疑問です
お母さんは大きな子供には小さい子向けはまずいと
思い、大きな子向けの絵本を読んでいるとのことです
この場合は
小さな子ども向けの絵本を読んでくださいと話しています
大きな子どもは小さい子向けの絵本も十分楽しめます
前半の1歳児向けの絵本は年長さんも、そして親御
さんも楽しんでくれました
この逆は無理があります
その説明をしたとたん、お母さんのお顔が
パーと明るく輝きました、人は不安・疑問に思っていた
ことが解決できるとほんとに顔が明るくなります
きっと今まで疑問に感じながら絵本を読んでいたの
ではと思います
続いてやってきたお母さんもなんと同じ質問です
そして同じ答えを話したらやはり、大きく頷き
大納得の様子でした
絵本講座をしていて、こういう風に疑問に思っていた
事をなげてもらいその疑問に答えることが出来ると
こちらもとてもうれしくなります
知っている人には、当たり前のことのように思う
かもしれませんが、気づいていない人がいるのも
事実です、絵本講座をしているとこんな出会いが
多くあります、こちらもうれしい時間となりました
絵本と童話


童話作家さんの講演を聞かせてもらいました
漠然と「童話」というのをわかっていたつもりでしたが
実はちゃんと理解していなかったことに気づきました
我が家に「童話」はあるのかと探したら、ありました
あるけど読んだことがなかった本です、まとめ買いを
するとこんな事が結構あります
講談社のものです、後ろの見開きに上手い説明がありました
子供達が初めて自分で読む
絵本の世界から創作文学を一人で読む段階の子供たちに
などと書いて有ります
子どもが自分で読む、とのことがポイントでしょうか
童話作家さんは
「子供から大人まで楽しめる」
「親が子どもと一緒に読んで(読んであげて)楽しめる」
と話してくれました
親子で楽しめるというところは絵本もしかりです
自分のイメージで
童話=おとぎ話
となっていたのですが、創作文学というジャンルや
生活童話・SF・メルヘンなど多くのものが含まれる
ようです、なるほど読んでみると大人でも十分楽しめます
もう小学生になったんだから絵本はね〜
と思っている親御さんには
いえ小学生でも絵本は楽しめますと話してます
親子が気軽に本に親しむ入り口に童話も加えて
もらえるといいですね
福島県会津若松市での講演会




9月10月の2回に分けて福島県は会津若松市での
絵本講演会を担当しました
読み聞かせをされている皆さんと学校司書さん保育士さんと
各方面からの参加者のみなさんは2日間とても熱心に聞いて
そして楽しんでくれました
行政さんの担当者さんは「参加者目線の研修会」をとのことで
福島(ふくちゃん)を選んでいただいたようです
これは自分も絵本講師となって心がけていることです
参加者の皆さんのアンケートではとても好意的なものが
多く、楽しい講座だった、来年もぜひ、など参加者に受け入
れられた講演会だったと感じました
呼んでくれた主催担当者さんは何と事前に車で2時間
高速道路を走って、しかもプライベートでふくちゃんの
ミニ講座を見に来てくれました
こちらの都合で話もあまりできず滞在15分程度でしたが
おめがねに叶ったようでめでたく講座を担当させてもらえました
事業の運営にはとても熱意が感じられ、結果参加してくれた
皆さんも熱心な方が集まってくれました
講座終了後「ぜひ自分の所でも」とうれしいオファーを
もらったり何と1年後の予定に入れてくれるところまで
出てきて、うれしい限りです
「絵本でつながる人と人」
今回のテーマそのままの会津講演会でした








