「オノマトペ」ってなあに
今朝の新聞に「食のオノマトペ」と題したコラムがありました
自分は絵本の勉強をしていた時に初めてこの聞きなれない
「オノマトペ」と言う言葉に出会いました
どうも、幼い子ども向け絵本に出てくる
「ジャージャー」「ブッブー」「トントン」
などの「擬音」との意味でつかわれるフランス語とのことらしい
詳しくは ウイキペデア などで調べてください
このオノマトペ絵本を使えば幼い子どもたちへの読み聞かせは
簡単かつ分かりやすい
なんせ擬音なので正しい読み方も何もないのです
読む人の好きな読み方でいいでしょう
かみなりゴロゴロー・雨ザーザー てな感じです
このオノマトペが出てくる絵本を楽しめるようになると
読み聞かせのコツが見えてくるかもしれません
それにしてもなぜフランス語なのでしょうか
単に擬音ではいけなかったのでしょうかね
こちらは擬音が出てくるお気に入り絵本です
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ゆめにこにこ 作:柳原 良平出版社:こぐま社 ![]() |
こちらも面白い 五味太郎 ばったくん 福音館書店

お家で絵本を読む(動画)
親子で絵本を楽しむ場合はどうやって読むか?
これも絵本講座で時にでる質問です
答えは
普通に読んでください
普通ってどうやるのか?
読む人の好きなように読んでください
親子が絵本を楽しむ場合は、「絵本を読む」のが目的ではなく
親子で楽しい時間を過ごすための道具として「絵本」を使う
と言う説明をしています
この3歳5か月のこの子どもはとてもおしゃべりが好きです
絵本を読んでいるとどんどん質問をしてきます
そのやりとりをしながら二人で絵本を楽しみます
この絵本を読んであげるといつも最低3回以上は読まされます
こどもはまだ文字は読めませんが
すっかりと内容を覚えてしまいました
よって、自分で話をしながらページをめくるのも
楽しい時間となっています
お家で絵本を楽しむのは、ほかのことで遊ぶ時と同じで良いのです
子どもに絵本を読んであげるのは、だれ?

家で子どもに絵本を読んであげるのは誰ですか?
と聞けばたいていの人は
父母や同居していれば祖父母が読むと答えてくれます
父母や祖父母は大人です、この「大人」と言うところが大事なのです
家でわが子に絵本を読んであげた方が良い
と言うのは皆さんが知識として持っています
でも読んであげている人は意外に少ないのです
それはなぜか?
子どもに絵本を読んであげる→
子どものものなので読んであげる大人は楽しくないし面白くない→
だって「絵本は子どものもの」だから
とのことのようです
これは絵本の本当の姿を知らないとこうなります
大人が楽しめる、自分で読んでも
(できれば誰かに読んでもらった方がより楽しい)
楽しい絵本はたくさんあるのです
それらの「大人が読んでも」楽しい絵本に巡り合っていないだけです
子どもに絵本を読んであげるのは大人(親)です
その大人が絵本を読んで楽しいと思わないと
わが子に日常的に絵本を読もう、とはなりにくいのです
ではどうしたらよいのか、と言うことを「絵本講座」で話しています
「読み聞かせ」、と言うと思い浮かぶシーンは?
日常的にわが子に絵本を読んでいない人に聞いてみます
「絵本の読み聞かせ」と言うと、どんなシーンを思い浮かべますか
多くの人の答えは
保育園などで先生が子どもたちに絵本を読んでいるシーン
図書館や公民館でボランティアの人が、
子どもたちに絵本を読むシーン
などが多いのです
これは一人の読み手に対して聞き手は複数です
そしてこのシーンの時には読み手は「読み聞かせ」をするために
いくつかの技術や手法を学んで行うことが多いのです
世の中で「絵本の読み聞かせ」はこうやって行う
と言うお決まりごとはほとんどがこの1:複数の場合なのです
家で父母と子どもたちが絵本を楽しむ場合はあまりこの事に
気を使う必要はありません、普通に・自由に楽しんで良いのです
文字のない絵本はどうやって読むの?


絵本講座で絵本を日常的に読んでいない人の質問を受けます
「読み方が難しい」との質問です
この質問を言ってくれる人は大体ご自分の中に
「お手本」がイメージされています
それは「アナウンサー」さんや長きにわたり絵本を
読んでいるボランティアさんの
読み方が頭にあると「読み方が難しい」となります
そんな時にはこんな絵本を紹介しています
「おとうさん」は絵はありますが文字は全くありません
そう「文字のない絵本」なのです
困りましたね、これは一体どうやって読むのでしょうか
答えは「親子で絵を見ながら好きなように話を作って行く」
これだと読み方も何もありません、そうすると必然的に
「親子が絵本を使ってコミュニュケーション」をとって
いることになります、普段親子が会話しているそのままに
楽しんだら良いのです
「おふろやさん」は最初に
「これから、あっちゃんは、おとうさんと おかあさんと
あかちゃんといっしょに おふろやさんにでかけます。」
これだけが文字で書いてありますが、あとは絵だけです
最初にお話がついているのであとの展開は簡単そうですよね
普通の絵本もこの調子で「親子で会話して楽しむ」ようにして
もらえば絵本を読むのに「難しい」は忘れてしまいますよ